ちょっと前にカウチポテトっていう言葉がはやりましたね。でも本当に,お気に入りのソファーで、ゆっくりと、面白いビデオを
ワインでも飲みながら見るのって、至福の時ですよね。あ、もちろんポップコーンを食べながらでもいいなあ・・・(ちょっと食べるほうの話し
になってしまいましたが・・・)
今ビデオは、たくさんでていて、その中から自分の好きなものを選ぶっていうのもいいものですが、ちょっと良いな、と思ったものをご紹介します。
イメージとしては、街はずれの古い洋館っぽい、蔦のからまった、ちょっぴりもの寂しい映画館
「星微笑館」、ってところでしょうか。
ゆっくりと、
「星微笑館」で、素敵なビデオをお楽しみ下さい。(やっぱり映画は2本立てかなあ、ということで、2本ずつご紹介していきますね)
将来、ビデオ化されそうな映画も紹介していきますので、どうぞ参考にしてくださいね。

おすすめビデオ「星微笑館」(ほしえみかん)へようこそ。        








第一夜 「ザ・ディレクター」
あの傑作と言われる「市民ケーン」を内側と側面から見た
映画です。私は「市民ケーン」をビデオで見た後で、この
ビデオを見ましたが、とても面白かったです。
キャスティングが素晴らしかったですね。私も「市民ケーン」は
傑作だと思いましたが、謎も多かった映画でした。でもこの
ビデオを見て、いろんな謎が解けたみたいでした。この
ビデオを見た後、思わずもう一度、「市民ケーン」を見直しました
「ポルノグラフィックな関係」
ちょっと刺激的な題名ですが、お洒落で、少しシニカルなフランス映画
です。私は個人的にフランス映画がとても好きです。どこか公式では割
り切れない不思議さと深さを感じます。このビデオも、見る人によって、
いろんな見方が生まれると思います。どこか悲しい万華鏡のような・・・
主役のナタリー・バイもフランス的な不思議な女優さんです。さりげなくて、で
も少しクセもあって、アメリカにも日本にも絶対にないタイプの女優さんですね。
このビデオを見終わった後は、何かけだるいJAZZを聞き終わったような・・・
第二夜 「エル」
お気に入りのフランス映画です。リスボンに住む、5人の
女性の友情と生活。フランス女性ならではの、恋のときめき、
かけひき、ゆらぎ・・・ミュウミュウ扮する主人公には、つい
のめりこんでみてしまう人も多いのでは?
でも、やっぱり女性にとっては、恋はいつまでたっても、
魔法の、媚薬なんですね。恋がない人生なんて・・・
「ディナーの後で」
これもやはり女性たちが主人公の、韓国映画です。軽い気持ちで見たのです
が、いやー、とても面白かったです.主人公の3人の気持ちが、良く理解できる
ような気がしました。全然歯の浮いたようなセリフもなくて、主人公に共感できま
した。若い女性の、不安定な揺らめく気持ちが、すごく新鮮に描かれています。
エルもそうですが、やっぱり女性って、本当に、強くて、たくましいのね・・・
第三夜 「ハピネス」
カンヌ映画祭の批評家賞を受賞した、少しカルトな趣のある
大人の名作です。出てくる人が、皆どこかヘンでそれでいて
一皮むけば、誰にも思い当たるような、人物像だったりして・・・
登場人物はトンデモナイ奴らばっかりなんだけど
どこかミョーに憎みきれないものがある・・・・・
個人的には、ロシア人の彼が、何だかせこくてせつないなあ。

「オール・アバウト・マイマザー」
アカデミー外国語映画賞をとったほどの傑作なので、何をいまさら・・・と
お思いでしょうが、やっぱりもう一度、ビデオでゆっくりと楽しんでください。
主役の女優さん、とっても魅力的。アルゼンチンのトップ・スターだそうです。
この映画に出てくる人たちも、ちょっと変わっている人が多いのですが、
みーんな本当にチャーミング!それぞれの人生に、悲しみが雨のように
降ってくるけど、しなやかな強さで、女たちは励まし合う・・・

第四夜 「破線のマリス」
日本映画はあまり見ないのですが、これは、何かひかれる
ものがあって見ました。とにかく、面白かったですね。多分、
最近の日本映画って、あんまり面白いものが少ないのでは?
(あ、でもあんまり見ていないので、大きな事は言えないの
ですが・・・・)ストーリー展開の意外性がとにかく面白い。
原作は、乱歩賞受賞のミステリーだそうです。
絶対読んでみたくなりました。
「隣人は静かに笑う」
実はサスペンス映画が大好きなのです。(でもホラーは好きではありません)
おまけにとても好きな俳優さんの、ティム・ロビンスとジェフ・ブリッジスが
出てるので、わりと軽いノリで見た映画でした。でも見終わってビックリ。
え?こんなのあり?特にラストには絶句・・・。アメリカでは、あまりの
衝撃さに上映を遅らせたそうです。でもわかるなあ、それ。だってホントに
こわいもの・・・現実にこんな事があったら・・・この日本語のタイトルも
傑作でしたよね。この映画の後、似たようなタイトルの映画が目白押し
だったもの。そういえば同じようなタイトルの日本のドラマもありましたよね。
第五夜 「太陽の誘い」
絵のように美しい、文芸性の香りの高い、スウェーデン映画
です。でもスウェーデン映画と聞いてびっくり・・・こ、こんなに、
純情なスウェーデン映画っていいのか?でも、ホントに
心が潤っていくような恋愛映画です。原作の素晴らしさも
感じます。主役にからむ青年役の彼は、いい味出してるなあ・・・
主役の彼も泣かせるなあ・・・

  
「ニノの空」
男二人のフランス映画のロードムービーです。でもやっぱりそこは、
フランス映画。アメリカ映画のロードムービーとは、一味もふた味も
ちがいます。ちょっぴりシニカルなところもあって、軽妙で且つほろりと
悲しみもあって・・・そしてフランス映画らしくロマンスの彩り。
いろんなロードムビーがあるけど、この映画はおすすめですよ!
ちなみに男優さんの一人は「ポルノグラッフィックな関係」に出ていた
男優さんなんです。最初は全然わかりませんでした・・・
第六夜 「スカートの奥で」
イヤー、ひどい日本語題名ですねー。おまけに、ビデオ店では、
R指定になっていました。トホホ・・だけどこの映画は1999年ベ
ルリン映画祭金熊賞ノミネートの、サスペンス映画の傑作です。
なんといっても、その面白さ!スペイン映画ならではの、
官能的な香り・・・それに私のお気に入りの女優さん、
ビクトリア・アブリル主演なのです。画面転換が最高!
「アウト・オブ・タウナーズ」
コメディー映画、大好き!これは、スティーブ・マーティンと
ゴールディン・ホーン共演のアメリカン・コメディ。なかなか笑えます!
でも、正直なところ、今のスティーブ・マーティンは、昔のステーブとは、別人。
それなりのほんわか笑いが、チョッピリ悲しい・・・でも、この映画は、なかなか
良く出来てます。ゴールディー・ホ−ンの奮闘振りが、イケてます。
第七夜 「ミフネ」
予告編とか見て、また何か変にデフォルメされた日本人とか
出てきたらイヤダナー、と少し敬遠していた映画だったのですが、
全然大丈夫、でした。ミフネって、この映画では、心地良い
スパイスのようでした。見終わった後も何だかいい気持ちになれ
るデンマーク映画です。でもあの貧しい(妻にかくしてしまう)農家
が、日本人にとっては、豪邸に見える?

「この櫂(かい)に手をそえて」
もうずいぶん前に見た映画なので、細かい事や、くわしい資料がありませんが、
中国映画の傑作です。本当に泣けます・・・私はあまりこれみよがしなオナミダ
映画はあまりスキではないのですが、この映画は、素晴らしいです。多分ビデオ
になっていると思います。見ていない方は、ハンカチを用意してみて下さい。
きっと大切な一本になると思います。心を込めておすすめします。
第八夜 「ゴースト・ワールド」 
こんなに青春のやるせなさ、乾きをキュートに表現した映画が
あったなんて・・・。とにかく主役2人の女の子とファッションが
超キュート!ユニークでキッチュ、自分ワールドなファッションに
もうノックダウンです。最近見た映画の中ではダントツの
面白さ。(今年No.1の映画かも!)
ブシューミの目の輝きのなさがもう、もう最高!
ブルース・リーもどきのお兄ちゃんの腹筋もイケるよ! 
「テイラー・オブ・パナマ」
ちょっとブラックな味わいのあるサスペンス映画です。ちょっと屈折した
不思議な映画。独特のユーモアがあって、社会派でもありミステリーの
味わいもある。でもなんといっても圧巻は、最初のシーンで
ジェフリー・ラッシュが演じるテイラーがどんどんスーツを仕立てるところ。
圧倒されてそれからの展開から目が離せなくなります。
でもホントに政治的な駆け引きがこわくなりますよ・・
ピアース・ブロスナンは笑ってしまうほど役にピッタリ!
第九夜 「夜になる前に」
キューバのカストロ政権下から米国へ亡命し、47歳の若さでエイズで亡くなった、キューバ人作家レイナルド・アレナスのドラマティックな人生の映画化。
さすがに1980年代のNYアート界を率いた前衛画家ジュリアン・シュナーベル。1996年の初監督作品『バスキア』(これもとても良かったです)に引き続き、再び素晴らしい映画を作りました。
でも何といっても感動的なのは、主役のハビエル・バルデムが
「スカートの奥で」と同じ俳優さんなのですよ〜凄すぎる〜♪
「花様年華(かようねんか)」
ウォン・カーウァイ監督の大人の恋愛劇。こんな心理劇って大好き!
でもこの映画はビデオよりも断然スクリーンで見るのがお勧めですね。
画面のゴージャスさにもウットリ・・・。マギー・チャンのチャイナドレスの
着こなしにも目を奪われます。それだけで、この映画は見る価値があるカモ・・
ウーン、アジアの香りたっぷりのこんな映画もいいなあ。
恋って(とくに大人の恋)には方程式ってなくて、せつなくて苦しい。
でもものすごい陶酔感がある・・・恋の秘密は本人にとっても永遠の謎。
あ、何故か恋愛模様に酔いながら美味しい中華が食べたくなります・・・
第十夜 「バンデッツ」
銀行強盗がバックテーマになっていますが、
大人の男と女の洒落たコメディです。
なかなかテンポもムードも楽しめます。
ブルース・ウィルスの髪型は、変幻自在だなあ・・・
あんなに色々髪型を変えられて、男優として
すごーく有利だなあ(・・・そうかあ!?)
ビリー・ボブ・ソーントンは相変わらずウマイ!この男優さん、
私の知り合いにソックリな人がいます・・・
この二人に愛される女って幸せ!?
「ジョエルに気をつけろ!」
やっぱりコメデイ映画は、アメリカ映画が元気!という事で・・・
このブラックさ、コメディタッチ、ムフフ私好きです!
ストーリー展開の意外さと面白さが楽しいです。
何といっても、マイケル・ダグラス。製作を兼ねているせいで、
美味しいとこを(?)さらっています!髪型も美味しいゾー
(ブルース・ウィルスには負けておりますが・・・)
最後の最後のオチもアメリカ人は、ホントはホントは、
弁護士が大嫌いってメッセージがあって泣かせます・・・
リブ・タイラーも役にピッタリのチャーミングさと色っぽさ。
第十一夜 「アメリ」
今、話題、人気沸騰の映画なので、改めてオススメ、
というのもどうかな・・・と思ったのですが、
あまりにユニーク、嬉しくなっちゃう映画なので、
ご紹介しちゃいます。キュートなフランス映画といっても、砂糖菓子
のような甘いだけの映画ではありません。かくし味の毒が効いて
いてとびきり魅力的な仕上がりになっています。クセになりそう・・
クセになるといえば、やっぱり主役のアメリのファッションセンス。
あんなに古着を愛らしく着こなされちゃあ・・・
あ、それから謎の写真男の正体、も好きだなあ・・・
「赤い橋の下のぬるい水」
あの「うなぎ」の今村昌平監督の作品です。「うなぎ」がとっても
面白かったので、胸ワクワクで見に行きました。期待以上の
とてもユニークで面白い映画。私、今村監督のユーモアセンスって
とっても好きです。映画の色彩感も好きだし、観点もテーマも好き。
それに何といっても面白いのです。普通、巨匠の映画って面白くない
ものが多いのですが・・ホントにいたずらっ子の視線があるなあ・・
配役も良かったです。特に私はこの映画では、夏八木 勲と
ガダルカナル・タカがお気に入り。映画をグンと盛り上げていました。
今村映画を見ると、何か情けない日本の風景も好きになります・・・
第十二夜 「メメント」
こんな映画見たことがない、っていうくらいの衝撃的な面白さ!
映画評論などでは、いろんな人と見に行って、意見を
交わしたくなるなんて書いてあるのもあるけど、
それはどうかなあ・・・?だって絶対に正解なんてないし、
それぞれの見方がすべてだと思うから。
でもすごいなあ。発想も凄いし、映像もスリリングで魅惑的。
映画の命、脚本に関してはほとんど絶句の領域です。
でもね、何といっても、主役の彼です。カッコ良すぎる・・・
完全にやられた・・・って感じです。絶対に何度も見たくなる・・・
「マルホランド・ドライブ」
メメントに負けないくらいのミステリアス・サスペンスの傑作です。
私はどちらかといえば、そんなにデビッド・リンチはお気に入りの監督と
いうわけではなかったのですが、この映画の面白さにはトリコに
なってしまいました。このリンチワールドにハマると、ホントなかなか
脱出できなそう・・・ウーン、最後まで続くこのモヤモヤ感がいいのですねえ・・
この映画も絶対に配役の妙、というのがポイントになっています。
主役がナオミ・ワッツでなく、他の女優さんだったら、この映画はこんなにも
面白く魅惑的、不思議な映画にはならなかったでしょう。